こだわって作ろう オーダーシャツにオススメの生地ブランド
オーダースーツでビシッと決めたなら、シャツにもこだわりをみせたいところ。
オーダーシャツを作りませんか?
オーダーシャツならば自分好みのシャツやオーダースーツにあわせたシャツを作り上げることが出来ます。
オーダーシャツを作るならシャツに使われる生地ブランドについての知識を覚えておきましょう。
オーダーシャツを注文する際に知識があるともっと楽しいですよ。
『デビッドジョンアンダーソン』
スコットランドの製織業者「デビッドジョンアンダーソン」が生み出したブランドで、電動織機を用いて従来の手織機で作るものよりも軽い生地を作り出しました。
トーマスメイソンと同様にアルビニに買収されてしまいましたが、最新技術と伝統が融合することによって今でも最上級生地として扱われています。
機会があれば一度は「デビッドジョンアンダーソン」の生地を使って仕立てた
オーダーシャツに袖を通してみたいものです。
『トーマスメイソン』
イギリスのランカシャーで1796年に誕生したメーカーで、英国王家御用達のシャツ生地を作っていました。
イギリス伝統を受け継ぐ最高級生地を扱っています。
現在「トーマスメイソン社」はイタリアのアルビニの傘下になっており、イギリスの伝統・技術がイタリアのデザイン性と見事にマッチした新しい生地が生み出されています。
糸にハリがあるのでシワになりにくいのが特徴で、この生地を使ったオーダーシャツを着てしまったら、
既製品には戻れません。
糸には番手という太さを表す単位があり、数字が上がれば上がるほど糸は細くなって、生地は薄く柔らかくなります。
トーマスメイソンの細番手である140番手はゴールドラインと呼ばれ、他社の140番手とは質の違う手触りを感じることが出来ます。
『アルビニ』
イタリアで1876年に創業されたブランドで、イタリア3大生地メーカーの1つ。
歴史あるブランドを吸収する事でノウハウを伸ばしてきました。
最新の技術とトーマスメイソンの伝統を融合させ、世界の市場で受け入れられています。
発色の良い色柄から、ストライプのような定番の柄など、幅広いコレクションが魅力とされています。
『アルモ』
スイスで生まれたメーカーで、品質管理が徹底されているのが特徴です。
100年以上の歴史があり、現在も昔ながらの伝統的な方法でシャツ生地を作っています。
綿花は手摘みの物を使用しているので、品質の良い生地ができます。
極細番手で織ったローン・ボイルという生地は薄めで柔らかく、滑らかな夏向きの生地なのですが、
他メーカーと比較してもその差は歴然です。
これからの季節を考えると、この生地でオーダーシャツを作ることをオススメします。
生産性や効率よりも環境や素材に配慮するといったアルモのものづくりへの姿勢も世界中のシャツファンを
魅了している理由ではないでしょうか。
『カルロリーバ』
「世界最高」」「伝説」などと形容され、「シャツ生地の宝石」とも言われる生地を作っている最高級ブランドです。
古い織機と近代的機械によって生産工程を再組織化し、エンボス加工を施した生地は、機械で自動的に量産した
生地では味わうことができない柔らかさです。
入荷も少なく、値段も高級なので直ぐにご購入とはならないにしても、この極上の生地で一度はオーダーシャツを作りたいものです。
※エンボス加工……型付ローラーで生地に凹凸の模様をつける加工のこと