多彩なポケットの世界

多彩なポケットの世界
オーダースーツだからこそ出来ることがいくつかあります。
中でも、スーツの内ポケット、ズボンの脇ポケットのポケットのデザインはスーツの使い勝手やスタイルを決める重要な要素です。

スーツやコート、ジャケットやズボンのポケットは、歴史の変遷に従い様々な形が考案されました。
今回は、多彩なポケットの世界をご紹介しましょう。

ジャケットの裏のポケットたち

ジャケットの裏のポケットたち
型崩れの原因になるために、スーツのポケットには基本的に物をしまわないものと言うのが基本ですが、止むを得ず物をしまう際は、スーツの内ポケットを活用することになります。
内ポケットには、一般的に4つのポケットがあり、それぞれ用途に応じたポケット名称が存在します。

基本的な裏地側ポケットとしては次のようなものがあり、スーツが歩んできた歴史的な役割を見出すことができるでしょう。
左裏地側の見返し部分につくポケットは「チケットポケット」と呼ばれています。
その名のとおり、もとはチケットを入れるためにつけられたものです。

スーツの裏の左右につくポケットは内ポケットと呼ばれます。
「内隠し」とも呼ばれ、手帳や名刺入れを収納するためのポケットになります。
やや逸脱しますがコートの内ポケットの一つに「マガジンポケット」と呼ばれるものもあり、ちょうど雑誌が入るくらいの大きさのポケットです。

「ペンポケット」は、その名のとおりペンを差すためのポケットです。

最近では、幅を広げて携帯電話やスマートフォンを入れるポケットとして使用される方もいらっしゃいます。
ジャケット裏の腰の辺りに来るポケットを「シガーポケット」あるいは「ウォッチポケット」と呼びます。
シガー、つまり煙草を入れるために作られたものですが、時として懐中時計を収納するためにも使われたことからウォッチポケットとも呼ばれるのです。

スーツは、外出時の正装として長らく着られ続けてきました。
そのため、ジャケットには時代の要請に合わせて様々な形状をとってきたことが分かりますね。


ズボンのポケット

ズボンのポケット
ズボンのポケットは脇ポケット、後ポケット共にデザインが洗練されています。
脇経線を利用したものは「バーティカル・スリット・ポケット」と呼ばれ、正装に多く用いられます。型崩れを起こしにくいのが特徴です。

また、前脇を横にカットしたポケットは「ホリゾンタル・スリット・ポケット」と呼ばれ、こちらも正装によく用いられる形。
カジュアルに好まれる「フォワード・セット・ポケット」は、脇より斜め前にポケット口を寄せたもの。
フォブ・ポケットとも呼ばれるズボンの「ウォッチポケット」は、ベルトに懐中時計の鎖を通し、時計を隠したことからその名がつきました。

また、ズボンの後ポケットもジャケットと同じように「スリット」「フラップ」「アコーディオン」「パッチド」といった種類が存在します。
スリットは正装にふさわしく、フラップ・アコーディオン・パッチドポケットはカジュアルな装いに好まれます。

オーダースーツなら、あなただけの用途に合わせたポケットデザインも思いのまま、ぜひポケットにも目を向けてみてくださいね。




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