フォーマルシーンに着用したい【タキシード】の着こなし術
会食やパーティなどフォーマルな場で使用される衣服「タキシード」。
まだまだ日本では普及していない衣服ですので、いまいち着用のタイミングや着こなし方が分からないという方も多いのではないでしょうか
そこでタキシードの特徴、着用マナー、着こなし方についてご紹介していきます。
タキシードなどんな衣服?
タキシードは燕尾服やモーニングコートと同じように礼服"に該当する衣服です。
発祥はヨーロッパで、パーティなどフォーマルな場で着用する衣服としてその地位を獲得しました。
一見スーツと似ていますが、生地素材やザインなどが礼服様向けの仕様となっており、スーツよりもフォーマルな雰囲気を漂わせます。(燕尾服よりはややカジュアル)
また"ブラック・タイ"と呼ばれる黒の蝶ネクタイを付けるのも大きな特徴です。
タキシードのドレスコード
タキシードはむやみやたらと着こなすのではなく、ドレスコード(着用マナー)が定められています。
タキシードはドレスコード最上位「正礼装(フォーマル)」に位置付けられている衣服であり、一級の会場(帝国ホテルなど)での会食・パーティ・結婚式など、正礼装のドレスコードが求められる特別な場で使用します。
なお正礼装のドレスコードが求められる場でも、昼は燕尾服やモーニングコートを使用します。
タキシードを使用するのは、正礼装のドレスコードが求められる場で"夜"に開催されたイベントの場合です。
またタキシードは正礼装の一つ下となる「準礼装(セミフォーマル)」の場でも使用する事は可能です。
準礼装のドレスコードが求められる場は、準高級ホテルやレストランです。
ドレスコードの指定がよく分からない場合は、招待状などをチェックしたり事前に開催場となる店舗に確認を入れるのが良いでしょう。
タキシードの着こなし方
タキシードは、黒の上下と、白のシャツでまとめるのが基本です。
白の上下などカラーを変えるのもアリですが、赤や黄色など奇抜な色は極力避けましょう。
シャツはひだのある華やかなウィングカラーシャツを使用するのが良いです。
ネクタイは前述したブラック・タイと定められています。
アクセントとしてポケットチーフを使用します。
ポケットチーフは黒の上着の場合は白、白色の上着などの場合は黒など上着とあった色にする様にしましょう。
この他、革靴、帽子、靴下などは基本黒でまとめるのが懸命です。
この様にタキシードにはドレスコードが定められており、着用する上ではルールが存在します。
タキシードはしっかりと着こなせば良い印象を与えられますが、間違いなどがあると周囲に不快感を与えてしまったり、馬鹿にされてしまうかもしれません。
着用する場合は、ドレスコードを理解した上で正しい着こなしをする様心がけましょう。